2019年06月10日
滋賀県立総合病院で地域交流イベント
守山5丁目の滋賀県立総合病院は5月19日、同病院内で地域交流イベント「県総オープン・ホスピタル」を開いた。予想を超える約900人が見学に訪れ親子連れが目立った。
同病院は昨年1月1日、県立成人病センターから病院名を改めた。安全で質の高い医療福祉を創生し提供する病院の理念を地域住民らによく知ってもらおうと初めて企画した。
「普段できない医療技術が体験できる」などをキャッチフレーズに、体験、相談、展示各コーナーや院内ツアーが設けられ医師や薬剤師、看護師、検査技師、県職員ら約120人のスタッフが動員され各部署で応対した。なかでも手術室で心臓カテーテル検査・治療する疑似体験や頸部エコー体験などに参加者の行列が続いた。子どもたちはナース服・白衣試着姿や救急救命体験に大喜び。
一方、ホールでは職員らの演奏による「院内コンサート」や地元チアリーディングクラブのパフォーマンスショー、守山市立図書館員による「絵本読み聞かせ」もあり親子が分かれてイベントを楽しんでいた。見学した市内の30代女性は「祖母が心筋梗塞で手術を受けたので、病気をよく知るために訪れた」。草津市在住の53歳男性は「高校1年の息子が医者を希望しているので先端医療機器などに興味を持ち見学した」という。同病院では「イベントが好評だったため今後も開催を検討したい」と話した。
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