保育士の人材育成施設を備えた滋賀短期大学附属すみれ保育園が4月1日三宅町に開園した。同4日に入園式が行われ80人の子どもたちを預かりスタートした。定員120人。
昨年10月1日に始まった幼児教育・保育の無償化に伴い、待機児童が増える傾向にあり守山市では受け皿の拡大を目指して保育園の誘致を進め、運営事業者に決定した大津市の学校法人・純美禮学園が開園に向け着手していた。
新園舎は鉄骨造り1階建て、延べ床面積約1400平方㍍、室外遊戯場約970平方㍍。4保育室をはじめ医務室、乳児室、調理室、園児調理室などを設けた。また、人材育成を目的にした研修施設では、市内の保育士の資質向上を図る一方、潜在保育士へのリカレント(学び直し)や子育て支援員の養成など保育分野に関わる人材育成事業に取り組む。
陣容は、園長をはじめ保育士28人、看護師1人、同短期大学教員1人の計31人。園長は「心の育ちと実学(体験)の豊かさを神髄とする"心技一如"を保育理念に子どもの主体性を尊重した保育を展開したい。子どもの生活力を養うためにトイレや教室の照明をつけたりできるようスイッチを子どもの高さに設置している。また0~2歳児未満専用の築山を整備した遊び場を設けた」と園の特徴を話した。