守山市民新聞のブログ　編集室だより

　琵琶湖の湖底ゴミを引き上げる初めての除去活動が６月９日、赤野井湾一帯で行われた。赤野井湾再生プロジェクト（会長・秋山道雄）による取り組みで市自治連合会やＮＰＯ法人びわこ豊穣の郷、漁協、企業の関係者、大学生や中学生、市民も加わり約１１０人が参加した。

　赤野井湾の水質浄化を目指す同プロジェクトは、昨年度まで生態系に影響を与える外来水草・オオバナミズキンバイを中心に駆除作戦を展開しているが、ここにきて半減する成果も見られ今年度は湖底ゴミに目を転じ、この日は湖底と陸上の＂２面作戦＂で除去活動を繰り広げた。

　湖底ゴミの除去は、新守山川～法竜川間の湖岸周辺で行われた。宮本和宏市長や川那辺守雄副市長ら約20人が胴長を着用して琵琶湖に入り道具を用いて湖底に沈むビニール類や廃材、プラスチック類のゴミを引き上げていた。「湖底はヘドロの層が重なりゴミを引き上げるのに力がいった」と参加者の声があった。

　一方、陸上では家族連れも加わりペットボトルや空き缶、弁当がらなどを回収した。母親と兄弟で来た勝部町の中学１年生は「いつも魚釣りに来ているので赤野井湾がきれいになればと家族で参加した」と話した。この日約３時間の除去活動で総重量６８０㌔を収集した。　


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