2020年05月23日

コロナ、守山の祭りにも影響 中止や大幅縮小

コロナ、守山の祭りにも影響 中止や大幅縮小

 新型コロナウイルスのまん延に伴い、守山市でも初夏を彩る伝統ある「春祭り」が中止や大幅に縮小された。特に幸津川町の下新川神社や杉江町の小津神社祭礼の「ケンケト祭り長刀振り」は3月に国の重要無形民俗文化財に指定され初披露するチャンスが中止になり、氏子や地域住民らを残念がらせた。吉身4丁目の馬路石邊神社の「豊年踊り」も中止した。


 下新川神社の祭礼は通常5月4、5の両日に奉納されるが、5日の「すし切り」神事は無観客の中で行われた。例年300人を超える観光客が訪れていたが今年は静寂の中、すし切り神事は関係者のみ集い古式作法にのっとり時間を短縮して粛々と執り行われた。今回指定された「諫鼓の舞い」と「長刀振り」は見物者の雑踏を考え取り止めた。「近江のケンケト祭り長刀振り連合保存会」会長で幸津川町の自治会会長は「今年は多くの観光客が訪れると期待していたのに披露できず残念だ。ウイルス感染のリスクを考えるとやむを得なかった」。祭りの責任者は「すし切り神事は形式だけで行った。伝統文化は継続することが大切で、何とか来年につなげたと思う」と話した。


 小津神社でも長刀振りや子どもたちが花笠を被った華やかな長刀行列が中止となり、宮司は「太平洋戦争以来70数年越しに中止で残念の一言に尽きる」と語った。馬路石邊神社の豊年踊りも町内を巡回するため取りやめ4日の神事のみとなった。豊年踊り保存会会長は「一時、豊年踊りを中断した経緯があり氏子らは祭りに対する継続への思いが強く、その心情を察すると今回の中止はつらいものがある」と残念そうに話した。


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Posted by 守山市民新聞 at 09:00 │Comments( 0 ) 守山市民新聞 地域情報
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