守山市民新聞のブログ　編集室だより

　守山５丁目の滋賀県立成人病センターが、来年１月１日『滋賀県立総合病院』に名称変更する。県では変更理由について成人病という呼称が、近年では生活習慣病に変わり成人病以外の診療科目も増えて当院の名称が診療内容を表現するものになっていないためとしている。背景には成人病の発症や進行が加齢によるものではなく、生活習慣が関与していることが明らかになり厚労省では平成８年から「成人病」から「生活習慣病」に名称変更している。

　同成人病センターは、昭和45年12月に集団検診を主にスタートした。現在、外科・総合内科など30科の診療科を備える。平成21年２月に都道府県がん診療連携拠点病院の指定を受けるなど県内トップクラスのがん治療実績を持つ。同28年４月に乳腺、肺がん、人工関節など８つの高度医療センターを開設し、11月には地上９階、地下１階の新病棟が完成した。病床数は５３５床。28年度調べによる延べの外来患者数が約21万８０００人、入院患者数が約１万４０００人。

　同成人病センターでは「全ての診療科がこれまで以上に質の高いサービスを提供し、県立病院としての役割を果たしていきたい」と話している。


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