2019年04月14日

携帯・スマホ「平日3時間以上使用」中学2年生3割超

携帯・スマホ「平日3時間以上使用」中学2年生3割超


 子どもが家庭などで遊ぶゲーム機使用による障害が指摘されているが、守山市は昨年12月、市内の小学3年生から中学3年生を対象にゲーム機・スマートフォンに関する実態調査を行った。

 それによると中学生の70%が専用ゲーム機を持ち、携帯やスマホで3時間以上使用する中学2年生が30%を超えていることが分かり家庭などでの対応に課題が見られた。3月市議会でも議員から現状と対策についての質問があり、教育長は「子どもの主体的な啓発活動とPTAと連動しゲームやネット依存から子どもを守るための共通実践の輪を広げたい」と答弁した。

 実態調査によると、「自分専用のゲーム機」を持っている小学生は3年生で45・2%、6年生では67・0%と大幅に増加している。中学生では70%台にのぼり中でも中学2年生は77・8%と最も高い所持率となっている。家庭においてゲーム機を使用する際、約束事がないと答えた小学生が20・7%、中学生では46・7%あった。

携帯・スマホ「平日3時間以上使用」中学2年生3割超 また、携帯電話やスマートフォンの調査では「自分専用のものを持つ」とした小学3年生は26・7%、6年生では49・8%とほぼ半数が保持している。中学生では1年生65・0%、2年生75・8%、3年生75・0%と10人に7~8人の生徒が携帯やスマホを所持。使用時間では「平日3時間以上」と答えた小学生では6年生が最も多く13・5%。中学生は2年生31・0%と3年生より10%も高かった。

 ゲームによる子どもへの影響については、昨今の文部科学省の調査では「外遊び時間の減少による子どもの体力低下」や「ゲームに費やす時間と学力低下の相関関係」などが報告されている。一方、ゲームの良い面も指摘されミシガン州立大学教授のリンダ・ジャクソン博士が12歳児を対象にした研究では「普段テレビゲームをしている子の方がそうでない子より創造力が高かった」、また米の他大学でも「ゲームにより数学やサイエンスに必要な視覚空間推論力が高まった」との調査結果が報告されている。

 現在、守山市の学校では情報リテラシーに関する学習をしており、警察や企業担当者などによる出前授業や教員による自作劇・映像の披露などに取り組んでいるほか、中学校では生徒会が中心に啓発活動をしている。これらの事を総括すると要はゲーム使用について親子が話し合い、長時間使用を戒め一定のルール作りをすることが問われているようだ。


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Posted by 守山市民新聞 at 09:00 │Comments( 0 ) 地域情報
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