2014年05月28日
守山宿 江戸時代の地割りを継承
中山道守山宿の街道にたたずむ建物の地割が340年の間、
大きく変化していないことを昨年、立命館大学建築史研究室の調査でわかった。
公文書館に保管されている1677年作成の
『中山道筋御伝馬宿 江州野洲郡之内 守山宿町絵図』を資料に、
今春卒業した立命館大学理工学部建築都市デザイン学科の
木下美奈保さん(22)が主位的に調査。
現在の街並みと比較し、3月の卒業論文で発表した。
同絵図は、租税調査の為に作成されたとみられ、
間口の幅や奥行、畑など様々な情報が書き込まれている。
時代が流れ、土地所有者が変わり、奥行きなどの変化はあるが、
守山2丁目の東門院付近の地割りは大部分が一致。
「図中の一間の実寸は不明であるが、川や道の位置はほとんど変わらず、
それを手がかりに建物間口の比例を現在の地図に割り当てた。
これにより当時の地割りが現在もしっかりと残っていることが分かった」と
同学科の青柳憲昌講師(38)は語った。
守山宿歴史文化保存会の川端美臣会長(70)も今回の調査に協力し
「地割の変化に着目したことで歴史の概観が見えた」と話した。
東門院横にある築約100年の和菓子屋『鶴屋吉正』の7代目・小宮山督夫さん(53)は
「ここで商売を継続できたからこそ、建物も変わらず残されてきた。
今後も人が集まる通りであって欲しい」と話していた。
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